子供の習い事の選び方について、インストラクターが3つのポイントをお伝えします。
子供の習い事で選ぶ際に重視していることは下記の内容が多いです。
- 子供が楽しんでいること
- 費用面
- 指導者への信頼
インストラクターを15年している僕自身も、親御さんから上記の内容をよく言われます。
特に子供が楽しんでくれれば!という声は他を圧倒しています。
では、どのようにして楽しく習い事に取り組んでもらえるのか?
インストラクターとして1,000人以上の子供を見てきた僕が、実際に現場にいて感じた選び方のコツや注意点を解説していきます。
- どの習い事がいいの?
- うちの子に合う習い事ってなに?
- 周りが習い事をやっていて焦ってる
子供の習い事の選び方!本質を見抜くことが大切

子供が楽しく習い事に取り組んでもらうためには、「本質」を見極めることが大切です!
- 習い事の特性と性格の一致
- 目標はどこにあるのか
習い事の本質は、子供の可能性を広げ将来へのきっかけの場です。
子供は敏感です。
- 不得意なことをやらされて、楽しく習い事に取り組めない
- 親や先生の期待に!といって想像もつかないストレスを抱える
子供がストレスなく自主的に習い事に取り組める環境を作ることが重要!
親子の気持ちの方向性を一致させるためにも、”習い事との相性”と”目標を共有すること”が何よりも大切であり本質となります。
それぞれについて深堀して解説します。
習い事と子供の相性
習い事にはそれぞれ特性があります。
体全体を動かす習い事 | 体操・水泳・ダンス・武術など |
道具を使う習い事 | 野球・テニス・バドミントンなど |
ゲーム性のある習い事 | サッカー・バスケ・バレーなど |
こうした特性と子供の能力がマッチするほど、子供の本質に向き合い可能性を広げるきっかけになってきます。
例)
体を動かしている時、すごい楽しそう!
だけど、競争になるといつもやる気を見せない。。
「サッカー」や「バスケ」などゲーム性の強い習い事は、果たしてあっているのでしょうか?
実は、体操や水泳など、自分の目標を達成することに喜びや才能を発揮する子かもしれません。
例)
団体競技だと一人だけ動きが違うような…
でも、道具を持つと動きがなめらかなんだよね。
、道具を扱うスポーツ「テニス」「バドミントン」などで力を発揮する可能性がありますね。
団体競技では全然動けないからといって運動は苦手だと決めつけるのは、まだ早いですよね。
表面上ではなく子供の本質から特性を見出し、相性の良いスポーツを選択してあげることで、子供は意欲的に取り組んでくれるでしょう。
目標設定の重要性
子供の目標を親が共有し、サポートしてあげることで、本質的な部分がブレることなく、習い事に取り組むことができます。
■子供に合った目標設定
→子供のストレスがなくなる
→親のサポートの仕方が変わる
→のびのびと習い事に取り組める
日本一を目指す・コツコツやりたい・友達とやりたい・体を動かしたい など、子供によって目標は様々です。
最初の目標からかけ離れ、技術向上にばかり目を向けてしまうと、本来の目的からそれることになりますね。
目標は”習い事をやるうえでの本質的な部分“と言い換えられます。
もちろん習い事をやるうちに、子供自身の目標が変わっていくことはOK!
ただ、親御さんの想いばかり子供に押し付けてしまうのは、子供にとってすごいストレスになってきます。
習い事をする上で、子供と目標について話し、親子で同じ方向を見ることで、子供はのびのびと習い事に取り組めますね。
子供の習い事の選び方|3つのポイント

子供の習い事の選び方として、上記のことを踏まえつつ、具体的な3つのポイントを意識してみてください。
- 子供のやりたいを尊重
- 選択肢を用意してあげる
- 先生との相性をチェック
子供の可能性を広げるうえで、かなり重要になります。
それぞれ、深堀していきますね。
子供のやりたいを尊重
子供が習い事をやりたいといった時は、成長の大きなチャンス!。
理由は、その時の子供の感性=習い事に取り組むための本質だからです。
つい「本当にやりたいの?」などと疑ってしまいがちですが、子供が興味をもち「やりたい」と自分の口で発したことは、まぎれもない事実!
例え、”友達がやっているから”という理由でも、その時のお子さんは、”「友達」と習い事をしたい”が本心なのです。
子供にとっての習い事は、技術の向上よりも人間形成のきっかけの場と捉えましょう。
ただ、子供のやりたいはコロコロと変わるもの。
子供の意思を尊重しつつも、一緒に目標を立て、責任の重要性も同時に養ってあげたいですね。
選択肢を用意してあげる
親:(何か習い事をさせたいわ)
なにかやりたいことないの?
子:ん~
親:…
こんな時は、選択肢を提示して、選ばせよう!
中には、やりたいものが見つからずに、子供の口から「○○やりたい」と言わない場合もあります。
そんな時は、子供の能力に見合った習い事をいくつか提示し、選択をさせるのも方法の一つです。
つい「みんなやってるんだから、○○もやってみない?」と言いたくなりますが、ココはグッと我慢。
子供が自分の意思で選択をすることに意味があるのです。
ただ、やみくもに選ばせても子供からしたらうんざりですね。
子供の能力・普段の言動・友達との関係などを考慮し、ある程度選ばせるためにも3つ~5つ程度の選択肢を用意してあげてください。
先生との相性も大事
習い事の種類に問わず、先生との相性は子供の可能性を左右するほど大切です。
- 口コミや評判は参考程度に
- 自分の目で確かめる
- 体験は複数個所周ってOK
先生との相性を見極めるのは親の仕事です!
口コミや評判は、他人の価値観での評価。
最初は技術指導面ではなく、子供の人間的な成長に目を向けてくれる先生かどうかを見極めるようにしたいです。
詳しくは「子供の習い事で良い先生を見抜く2つの方法」で解説しています。
先生との相性が合わないことが原因で、大好きな習い事を嫌いになってしまうこともあります。
習い事選び=先生選びと言ってもいいほど、子供にとって重要!
大変かとは思いますが、子供の可能性を見出すためにも、体験にはたくさん足を運び、先生と子供との相性を見極めていきたいですね。
子供の習い事の選び方で注意すべき点

子供の習い事の選び方で注意すべき点が2つあります。
- やめたいといった時の対処法
- 親の子供へのサポートの仕方
習い事は子供の人生観を豊かにするものです。
子供が習い事に対して嫌な気持ちになってしまうのは、避けたいところ。
インストラクターとして子供を見てきた経験をもとに、上記2つを解説します。
子供がすぐにやめたいといったら
子供がやめたいといった際は、以下の点に注意してみましょう。
- 原因を探る
- 原因に応じた対策をする
- 目標を決める
子供がやめたいと言う時は、「他に興味が移った」「先生が嫌」「つまらなくなった」といった理由が多いです。
それぞれに対して、まずは向き合って話すことが大切!
頭ごなしに「我慢しなさい」や「○○まで続けるっていったでしょ」とならずに、原因を探りましょう。
大人にとっては大したことなくても、子供にとっては重大なこと。その気持ちを理解してあげられるのは、親しかいません。
原因を探り、必要ならば親が道しるべとなり、目的や目標を一緒になって考えることが大切です。
詳しくは「子供が習い事をやめたいといった時の対処法」で解説していますので、ご参考ください。
親は子供を導く
インストラクターをしていると、下記のような状況に出くわすことがあります。
レッスン中、自分の子に「早くしなさい」「もっと○○しなきゃ」といった親御さんの声が聞こえてくることがあります。
子供はいつも不安そうな表情で、おびえながらレッスンを…
親御さんがレッスン中に買い物で席を外すと、子供は嘘のように暴れまくって楽しそうにレッスン受けるんです。
僕の方で、親御さんにレッスン中の言動について話しますが、なかなか治りません…
“この子には、○○でがんばってもらいたい!”という気持ちが強くなることもあります。
しかし、時として親の気持ちが子供への過度なプレッシャーに。
最初は「楽しくやってくれれば」と思っていたものが、いつのまにか、目的がすり替わってしまうことは、よくあります。
習い事の主役は子供です。
一歩引いたところからサポートをしてあげることが、結果として、子供の成長や可能性を広げることにつながります!
子供の習い事の選び方|まとめ
子供の習い事での選び方について、再度まとめます。
- 子供の本質を見極め合う習い事を
- やりたい!は成長のチャンス
- 習い事は先生との相性が重要
- 子供の可能性をサポートしよう
どの習い事を選ぶかではなく、子供に相性の良い習い事を選ぶことが大切!
習い事自体の相性・先生との相性・周りとの相性を見極めるのが、習い事における一番の環境作りです。
ぜひ、周りに流されず、上辺だけに目を向けず、本質的な部分に目を向けて、習い事を選んでみてください。
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