スポーツ少年団のメリット・デメリットについて実体験と合わせてお伝えしていきます。
スポ少は全国約30,000か所・活動人数70万弱を誇る日本最大のスポーツ団体です。
- 子供の成長を育む
- 地域での活動
- ボランティアで構成
このような特徴があり、小学生にとってなじみの深い習い事になっていますね。
一方で、土日メインの活動やお茶くみなどの親の負担が、悩みの種です。
スポーツ指導者であり、スポーツ少年団に在籍していた僕が、両方の側面からスポーツ少年団のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
※親の負担を避けたいならスクールもあり
スポ少でも人気の野球・サッカー・バスケには、親の負担がまったくかからないスクールががあるのをご存じでしょうか。「スポーツをさせたいけど土日は家族の時間は大切にしたい」という方は、スクールに通わせることで解決できます。以下のスクールは無料体験をやっているので、一度試してみるのもよいかもしれません。
スポーツ | 公式ページ |
---|---|
野球 | ベースボールスクールポルテ |
サッカー | リベルタサッカースクール |
バスケ | ハーツバスケットボールスクール |
スポーツ少年団のメリット・デメリット【安いけど負担あり】
スポーツ少年団のメリット・デメリットを仕分けしました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
技術面 | ー | 指導者の力量による |
活動面 | 団体競技が豊富 | 個人競技は少ない |
友人面 | 広い交友関係が築ける | 親のかかわり方で悩む |
費用面 | かなり安い | ー |
環境面 | 近い・安心 | 土日はつぶれる |
指導面 | ー | 親のボランティア |
負担面 | ー | 親の負担が大きい |
基本的に親のサポートで成り立つ習い事なので、指導料や施設料などがなく格安なのが、一番のメリットになります。
逆に、親御のサポートなしでは成り立たない習い事でもあるため、親の負担はかなり大きいのがネックですね。
子供の立場・親の立場からのメリット・デメリットを深堀していきます。
子供のメリット
スポ少は、野球・サッカー・バスケ・バレーなど、多くのスポーツの中から選択できるのが、メリットです。
子供にとって、楽しい毎日を過ごすきっかけになりますね。
また、スポ少は「地域密着型」といった特徴があり、子どもに大きなメリットを与えてくれます。
- 友人経由での入団→不安感が少ない
- 他校とも接点→交友関係が広くなる
子供にとって『友達がいる』ことは、大人が考える以上に、大きな心の支えになるでしょう。
厳しくも楽しいスポ少は、子供らしくのびのびと成長させてくれる環境だと言えます!
子供のデメリット
スポーツ少年団は、指導者が「親」なので、技術アップなどの適切な指導は期待できません。
もちろん、しっかり指導してくれるところもありますが、割合でいうと少ないですね。
結局は、子どものポテンシャルに依存してしまうのが、正直なところです。
「子どもを上達させたい」という場合は、2つの対処法をおすすめします。
- 事前にスポ少の評判をリサーチする
- スクールに入る
楽しくやれればOKなら、スポ少は最高の習い事です。
しかし、技術指導を求める場合は、スポ少以外の選択肢を検討するのもアリですね。
親のメリット
費用面で大きなメリットがあると言えます。
表のとおり、スクールに比べ月謝は約3分の1程度に抑えられます。
料金比較 | スポ少 | スクール |
---|---|---|
入会金・年会費 | 2,000円前後 | 5,000円~ |
月謝 | 2,000円前後 | 5,000円~ |
スクールは週1(1h~1.5h)の料金ですが、スポ少は土日フルでの金額なので、かなり安いです。
また、活動場所が近場の小学校というのも、習い事のために車で送迎する必要もありません。
親のデメリット
スポーツ少年団は、親のサポートなくして成り立たないため、何かと負担は大きくなるでしょう。
代表的なところで言えば、以下の5つです。
- 土日活動
- 早朝からお弁当準備
- 練習当番
- 総会出席
- 試合時の送迎
土日はだいたい習い事になりますので、家族でのお出かけは難しくなります。
また、お茶当番になれば、夏は炎天下・冬は寒い中、外で見守らなければならなりません。
ママ同士の関係もネックな部分ですね。
スポ少を目一杯楽しめる親は、なにも問題ありません。
しかし、ママ友問題を含め、全員が楽しめるわけではありませんよね。
親の負担はちょっと……という方は、スクールという選択肢もあります。
スポーツ少年団とスクールの違いを実体験から紹介
スポーツ少年団とスクールの違いを、比較しました。
スポーツ少年団 | スクール | |
---|---|---|
費用の安さ | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
指導力の質 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
厳しさ・練習量の多さ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
友達の作りやすさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
親の負担の多さ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
続いて、実際に経験し感じたことをまとめましたので、参考にしてください。
スポ少の所感
僕がスポ少時代に感じていたことは、以下の通りです。
とにかく、土日が楽しみでした。
野球を習っていた僕は、平日も学校終わりに外で野球ばかりやっていた記憶があります。
近隣のチームやチーム内の他校の子とも仲良くなり、中学の部活で顔を合わせた際は、気持ちが高ぶりましたね。
大きな大会に出場したり、表彰を受けたりなど、小学生ではなかなか体験できない世界を経験できのも、大きい財産です。
すべての親ではないですが、結構楽しそうに応援している感じも、子供心ながらうれしかった記憶があります。
スポ少を通して様々なことを体験できたという点では、「生きていく強さ」を学べたのかなと感じました。
スクールの所感
スクールのメリットは、専門コーチの指導と技術の向上です!
個々に合わせた指導なので、少年団のように「うちの子だけ置いて行かれてる」などはありません。
技術アップ以外にも、少年団でなかなか学べない礼儀作法を学べるのは、スクールの強みです。
一方で、スポ少のような親密な関係は作りづらく、あくまでも習い事で会う友達という感覚。
費用面もネックなポイントです。
しかし、費用面さえクリアできてしまえば、社会に出ても通用する人間形成が期待できます。
子供が純粋に習い事の技術を求めるのであれば、スクールを検討してみるとよいでしょう。
スポーツ少年団は親の覚悟が必要!
スポーツ少年団について、再度まとめます。
- 目的は心身を育む
- 安さが最大のメリット
- 交友関係が広くなる
- 技術を目指すならスクール
- 親の負担は覚悟しよう
子供には楽しく運動をしてもらいたい!というのであれば、スポーツ少年団は手軽に入会でき、良いです。
その際は、親もある程度覚悟をしておきましょう。
親の負担に抵抗がある方は、以下の4つから習い事を選ぶものアリです。
- ベースボールスクールポルテ
(日本最大の野球スクール) - リベルタサッカースクール
(プロ監修のサッカースクール) - ハーツバスケットボールスクール
(全国600か所にあるバスケスクール) - 多種目スポーツスクールJJMIX
(さまざまなスポーツに体験できるスクール)
子どもの意欲と親の負担の両方を天秤にかけ、バランスの良い習い事を選ぶことが大切です。
少年団を受けようか迷っている方に、この記事が参考になれば幸いです。
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